下の写真は私がインド・アジャンタで撮影した写真です。
「アジアの芸術史造形篇Ⅱ 朝鮮半島・西アジア・中央アジア・インド」では《守門神(ヤクシャ)像》として説明されていますので、引用します。
【彩色を観察すると、鼻や顎、肩などの隆起部には白色のハイライトが、輪郭線の内側には暈取りくまどり(ぼかし)が施され、立体感を表す技法がみられます】
守門神は菩薩とする人(立川武蔵など)もいます。
1500年ほど前の壁画だそうですが、岡倉天心とフェノロサの論争で有名な法隆寺金堂壁画との関連がいわれ、その論争は未だに決着していないそうです。
ついでに、このインドの神様や仏様の不思議なポーズは三屈法(トリヴァンガ)というそうです。