kiyomizuzaka48の日記

一日一日を楽しく暮らしている老人の暇つぶしです

女神の継承

2021年 タイ・韓国

原案:ナ・ホンジン

監督:バンジョン・ピサンタナクーン

俳優:サワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカン

 

タイ東北部の村でのオカルト的なできごとを描いた映画。原案が韓国映画「哭声」のナ・ホンジンということからか、ラストになるとかなりごちゃごちゃしていた。途中から呪術大戦になるのかと思ったが、先祖の殺した人たちだけでなく、森の獣や植物、虫まで合体した悪霊として登場してくるとは驚いた。おまけに最後の最後に女神について、呪術師が言った言葉が謎を深める。何が何だかわからなくなった。

「哭声」に出演した国村隼は

「この作品によって<土地にまつわる力>というものは、たとえそれを人間が信じても否定してもその理性を軽々と越えて、だれもその力から逃れる事などできない。これがアジアの、人々の人と自然が対峙する世界観なのだと知らされることになる。」

と、「女神の継承」のパンフレットの中で指摘しているが、そういうことがこの映画で表現されているのだろう。世界中の地域がいくつかの主な宗教で分類されているが、その中身は日本でもそうだが土着の宗教がしっかり生き残っていて、東・東南アジアなら仏教と結びついて、各地域の独特な信仰になっている。

この映画はR18指定なのだが、それらしいシーンはほんの一部だけ。悪霊に憑りつかれたミン(ナリルヤ・グルモンコルペチ)が全裸で行きずりの男とまぐわうシーンがある。彼女はとても美しい女性だが、私から見ればかなりスリムで残念と思っていたのに突然現れたその美しい裸体に思わず「脱いだら凄いんだ」と喜びの声を心の中で叫んだ。しかし、それも映像の粒子が粗く暗くて一瞬しか楽しめなかった。ひょっとして裸のシーンだけは他の女優が演じていたんだろうか。昔の日本映画であったように。