kiyomizuzaka48の日記

一日一日を楽しく暮らしている老人の暇つぶしです。使用しているカメラはZ50ⅡとZ6ⅢとCOOLPIXーW300です。適当に撮って楽しんでいます。

古い奴だとお思いでしょうが

「君の名は」
2016年 日本 監督:深海誠

「草原の実験」
2014年 ロシア 監督:アレクサンドル・コット


最近、ほとんど映画を観なくなったが、YouTubeで昔の女優の出てる映画や(若尾文子の文藝シリーズなどのショートムービー)、現在80歳を超えた女優の昔の若いころの写真を見ていて思うのは、現代のアイドルはやたらとアニメキャラに寄せすぎじゃないかと思える人もいる。つまり生身の女性なのにその顔や姿は人工的ということ。なんとなく生身の女性としての魅力を意識的にさけているような気もする。私が老人で現在の若い女優をみる機会が少ないということもあるが、昔の女優のほうが現代の若い女性タレントよりも私の心にダイレクトに訴える魅力があった。

古い女優の画像で特に現在のキャラとの違いに驚くのが黒柳徹子。若い頃の顔は藤圭子にそっくりに見える。というより私の記憶の中の藤圭子は棘があって少し近寄りがたい雰囲気を感じたのだが、そこがまた彼女の魅力だったと思う。まさに新宿の女であり、1969年の日本を体現した女性だった。しかし黒柳徹子はもっと垢抜けしていて大人の雰囲気を持っていたように思う。そんなことを考えていると一日中YouTubeをみているときがある。外出しないで家に閉じこもっているのは、老人の私には心と体の健康によくないと思うのだが、季節の変わり目なのでもう少し今の生活を続けようかな。

上の画像は私が観た映画の画像なのだが、何を見せたいかというと、日本とカザフスタン(この映画の背景としては旧ソ連のカザフ・ソビエト社会主義共和国であり原爆の実験場)のそれぞれの女の子と男の子が綾取りや組みひもを受け渡しているところなのだ。この組みひもや綾取りは広くユーラシア大陸だけでなく直接ユーラシア文化と繋がりのない中・南米の地域でも行われている文化ということなのだ。紐を捩る、組む結ぶということに古代人は共通して、生命力などの霊的な力を感じていたらしい。しめ縄もその一つの例。ただ、藁を飾っているのではない。相撲の横綱の綱も捩って腰に結ぶから霊力がある。その横綱の土俵入りは地上の地下の悪霊を踏みつぶしている。

この映画の少年少女の間で組みひもや綾取りをすることには大きな意味がある。単に男と女の間の赤い糸以上の意味がある。

そういったどうでもいいことを書き込んでいたら、ブログのネタの代わりになっただろうか。私個人の暇つぶしにはなった(笑)