kiyomizuzaka48の日記

一日一日を楽しく暮らしている老人の暇つぶしです。使用しているカメラはZ50とZ6とCOOLPIXーW300です。適当に撮って楽しんでいます。

帰ってきた酔っ払い

ある日突然ストレッチャーがもの凄いスピードで走ってきて上に乗せられ、気がついたら三途の河原にいた。河原には子供達が「おたすけ、おたすけ、おたすけよ」と歌いながら踊っていたので、一緒に手を繋いで踊っていたら、突然、三つ目の烏が「地獄行き、地獄行き、お乗りの方はお早くお願いします。」と大声でアナウンスしだした。気がつくと一艘の船が岸についていた。そこへガニ股の男が「わしゃー魔王じゃ。地獄の閻魔を殺してわしが地獄の王になる」というような意味のことを、こてこての名古屋弁で怒鳴っていたので、なんとなくむかついて、「さっさと行かんかい!」と怒鳴りつけて、地面に落ちていた牛糞をその男に投げつけたら、悲鳴をあげて自分から船に飛び込んでいった。その時再びストレッチャーが現れて、また私を乗せて走り出した。小さなトンネルを過ぎるとそこは、収穫した後の畑が拡がっていた。ストレッチャーは私をそこに放り出すと何処へともなく走り去っていった。手元がこそばゆいので見ると、フンコロガシが私の手に着いた牛糞を団子に丸めていた。上を見ると冬の太陽が輝いていた。