入江泰吉といえば奈良を代表する写真家なのだが、風景写真にほとんど興味のない私は、入江泰吉記念奈良市写真美術館で彼の作品を一度見たぐらいで、ほとんど知識がないので、この旧居の中に入らずに外側からだけ撮した。
彼はなかなかシャッターを押さない写真家として有名だったそうで、ウィキペディアでは仏像の前に4~5時間立っていて、一度シャッターを押したら撮影を切り上げたというエピソードが載っている。私は海外旅行先で同じツアーメンバーから、「風景写真はパシャパシャ撮るものではない。これだと思うまでシャッターを押すべきではない」とご高説を賜ったことがあるが、今から思えば彼は入江泰吉のファンだったのだろう。
Z6 Z24-120m f/4 S