kiyomizuzaka48の日記

一日一日を楽しく暮らしている老人の暇つぶしです。使用しているカメラはZ50とZ6とCOOLPIXーW300です。適当に撮って楽しんでいます。

バンクシーの作品から古い記憶が蘇る

この作品の解説を「バンクシー展」のパンフレットからそのまま引用する。


”この作品には、1972年6月8日に写真家ニック・ウト氏が撮影した、ベトナム戦争傘下で撮られた最も有名な写真の一つが使われている。村を襲ったナパーム攻撃から逃げる9歳の少女ファン・ティー・キム・フックの姿を捉えたこの写真はピューリツァー賞を受賞した。バンクシーはこの写真を使ってアメリカの消費文化を攻撃している。ミッキーマウスとドナルド・マクドナルドが少女の手をとり、戦争と死の世界から救い出そうとしているが、向かう先は軍国主義的物質主義という「すばらしき新世界」だ。”


ニック・ウトとは1951年ベトナム生まれのアメリカ人でAP通信の報道記者。本名はファン・コン・ウト。この写真を撮ったのは彼が21歳の時。彼の撮った写真が下の写真。

私がこの写真を見たのは新聞紙上なのか雑誌だったのか記憶があいまいなのだが、いろんな意味で強烈な衝撃を受けた。バンクシーの作品を見た時に、その衝撃が、当時よりもかなり薄められてはいるがすぐに蘇った。