これはイランのチェヘルソトゥン庭園(宮殿)の壁画ですが、なんとイランの人たちが正座をしていることに気づいて驚きました。この宮殿内の壁画の多くに正座した人たち(王も含めて)が描かれていることに驚きました。その時に思ったのは日本文化とイランの結びつきは、唐の時代だけでなく、ゾロアスター教のペルシャ帝国以後も日本と文化的結びつきがあったのではということです。残念ながらインターネットなどでもうまく調べることができていませんでした。ただコロナとヘルニアによる自粛により、読書の時間が増えたので、先ずは美術関係の本から調べてみることにしました。
上の図は17世紀ごろのイラン・サファヴィー朝(イスラム教)の頃の絵です。
上の図の右上に象に乗った人(王様?)がいますが、正座しています。それを拡大したものが下図です。騎馬軍対象軍のように見えますが、どの国の戦争なんでしょうか。ムガール帝国とサファヴィー朝(アッバース2世)でしょうか。これを観た時に現地ガイドに聞いておくべきでした(苦笑)
この2~3年、東アジアの中国や韓国製の歴史物語をTVで観ましたが、1度「始皇帝の母リ・コウラン」で始皇帝の父親が池の上の建物で床に正座っぽい座り方をしたのを見ただけです。今回使用した図は3枚とも私がチェヘルソトゥン庭園(宮殿)で撮った絵の写真です。
誰か正座の文化史を知っている方がいらっしゃったら教えてください。よろしく。