今週のお題「花粉」昔は花粉症なんてなかったらしい。腸内の寄生虫がいなくなったような腸内環境の変化からだといったことが言われているが、ようするに生物としての人間は体内外の微生物と共に絶えず変化しているってことなんでしょうね。これからどんどん新しい病気が出てくるだろうけれど、老人の私にはあんまり関係ないような気がする。
2021年 日本
原作・脚本・総監督:庵野秀明
声優:緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子
テーマソング「One Last Kiss」宇多田ヒカル
終劇とあるから、エヴァンゲリオンシリーズはこれで終わるのだろう。庵野秀明はパンフレットの最初に
「本格的なプロダクションスタートから4年の製作時間を費やし、膨大な製作費をつぎ込んで、アニメーション映像の持つ感覚的・技術的な粋を凝らした面白さを、可能な限り詰め込んでいます。」
と書いているように、3DCGがあったり、実写かと思うような画があったり、音響効果も立体的で、いろんな技術や・知識が満載されている。ただ、劇場版しか観たことがないエヴァに対する知識が乏しい私には、あまりにも多くの事柄が詰め込まれているのでラストは眩暈がした。
もともと、故吉本隆明の「エヴァンゲリオンには万人の万人に対する孤独が描かれている」という言葉につられてこの映画を観るようになったぐらいだから、突然マグダラのマリアの名前が出てきて、その知識を思い出していたら、もう別な展開なっているような具合で、すっかり疲れてしまった。
疲れて痺れた頭で久しぶりに聞いた宇多田ヒカルの「Beautiful World」は、前作よりもずいぶん丸くなったような気がした。前作から何年たったのだろうか、それさえも思い出せない(笑)