kiyomizuzaka48の日記

一日一日を楽しく暮らしている老人の暇つぶしです。使用しているカメラはZ50ⅡとZfとCOOLPIXーW300です。適当に撮って楽しんでいます。

佳い年をお迎えください

「ヘンな日本美術史」

著 者:山口 晃

発行所:祥伝社

 

これから書くことは、上記の書籍の内容とはまったく関係ありません。ただ、画像が無ければ寂しいなと思って、過去に読んだ本の中で、大きな影響を受けた書籍のカバーを貼り付けました。

 

私は年金生活をするようになって、突然中学生の時に、皆がいる教室の中で「美術は遊びじゃないぞ、遊びで絵を描くな!」と怒鳴られたことを思い出し、何故あの時、そんなことを言われたんだろうと考えるようになった。当時はまったく理解できなくて、卒業記念の絵の時は、その教員の好きそうな絵を描いたのですが、まったく評価されなくて、最高に評価されたクラスメイトに聞いたら、「背景が真っ白だからあの教員の好みでなかったんだよ」といわれた。そんなことがあったのを思い出したら、突然美術関係の本を読みたくなり、美術評論家の本を何冊か読んでいたら、「古代エジプトや古代インドの絵は間違っている」という言葉を目にするようになり、こどもの頃から日本の絵巻物や江戸時代の御伽草子をよく読んでいた私は、ひょっとして西欧美術家の偏見じゃないのかと思うようになり、古代インドやエジプトの美術の解説書をよんだりしているうちに、ますますそう思うようになった。

また、雑誌の写真のコンテストの講評などを読むと、どうにも理解できないことを目にするようになった。「数字や文字を写すな」とか「鳥の羽は水平の時に撮れ」とか。そんなの場合によりけりだろう。例えばイスラムの建物に描かれたもの、多くの観光客が単なる模様と思って写真を撮っているものがイスラム書道で書かれた文字、コーランイスラムの聖書)の一節だと知れば、写真を撮るなということにはならないだろう。ただ写真に関しては、私が初めて一眼レフを買った時、とにかく、パシャッというシャッター音が嬉しくて、写真が好きになった人間なので、ブログで理屈をこねていると、写真を撮ったりブログに掲載することが苦痛になってきた。理屈をこねるのは今年限りとして、来年からは昔のように、ただ、シャッターを押すのが楽しいという気持ちで写真を撮ろうと思う。

理屈よさらば!