「知識ゼロからの西洋絵画史入門」
著者:山田五郎
発行所:幻冬舎
一般の人から見て素敵だと思われるような写真を撮るには、絵画を勉強すればよいのではと思い買った本。しかし美術は中学生まで、高校では書道が芸術の選択科目。あとは、日本史や世界史でちょこっと学んだ程度なので、なんだかわからないまま本棚に積んである。しかし、アジアの美術の本を読んでいるうちに西洋絵画についても少し学ぼうかなと思い、本棚のこの本を思い出して読んでいる。そこで気になった部分を引用してみる
【西洋絵画が他の文化圏の絵画と大きく違うのは、二次元の平面で三次元の空間を表現しようとしたこと。それを実現した発明が遠近法です。】
として、その先駆けとしてダ・ヴィンチに先立つこと約200年のジェットの名を挙げている。しかし陰影法的にはアジャンタの第一屈壁画の守門神像は三次元表現といえるのではないのだろうか?そうであるなら、ジェットの800年ほど前にはアジアのインドの地で、三次元表現された絵画が描かれていたことになるのでは?遠近法でなければ三次元表現にならないのだろうか?
続く